久我くんの過保護が止まらない!

「ほれ、もう一本。」

おじさんが爪楊枝をもう一本渡してくれる。

「一本じゃ二人で食べれないだろ。」

「あ、ありがとうございます!」

陽菜が慌てて頭を下げる。

二人で一舟のたこ焼きを分け合いながら歩き出した。

「次どこ行く?」

「んー……」

陽菜が辺りを見回す。

すると少し先で、小さな子どもたちが歓声を上げていた。

「わ、金魚すくい!」

「やるん?」

「やりたい!」

「一匹も取れへん未来見えるけど。」

「失礼だなぁ!」

陽菜がむっとする。

「意外と上手いかもしれないじゃん。」

「ほな勝負する?」

「え?」

「どっちが多くすくえるか。」