久我くんの過保護が止まらない!

「りんご飴だ!」

「食うん?」

「うーん……」

陽菜は腕を組んで悩み始めた。

「食べたいけど、結構並んでるね……」

「ほな、ひととおり回ってからにするか」

「そうする!」

即決だった。

そのまま歩き始める。

射的に金魚すくい、わたあめに焼きとうもろこし。

色とりどりの屋台が目に写って、歩くだけでも楽しい。

「あっ!」

今度は別の屋台で足が止まる。

「たこ焼き!」

「さっきから食いもんしか見てへんな。」

「だってお祭りだもん!」

「まあそうやけど。」

店先には焼きたてのたこ焼きが並んでいる。