陽菜は照れくさそうに笑った。
「ありがとう。」
「写真撮らせてくれ。」
「却下。」
「即答!?」
「恥ずかしいもん。」
「親はそういうの撮りたい生き物なんだよ……」
しょんぼりする恒一を見て、陽菜は苦笑する。
湊はどんな反応をするだろう。
いや、たぶん何も言わない。
いつも通り「行くで」の一言で終わる気もする。
……だからこそ。
今日は家では顔を合わせないことにした。
支度が終わる時間も違うし、集合は神社の鳥居前という約束だった。
同じ家に住んでいるのに集合場所で待ち合わせなんて少し変だけれど、
その方がなんとなく都合がよかった。
少なくとも、玄関で浴衣姿を見られて気まずくなることはない。
胸の奥が少しだけそわそわする。
下駄を履き、巾着を持った。
「行ってきまーす」
「ありがとう。」
「写真撮らせてくれ。」
「却下。」
「即答!?」
「恥ずかしいもん。」
「親はそういうの撮りたい生き物なんだよ……」
しょんぼりする恒一を見て、陽菜は苦笑する。
湊はどんな反応をするだろう。
いや、たぶん何も言わない。
いつも通り「行くで」の一言で終わる気もする。
……だからこそ。
今日は家では顔を合わせないことにした。
支度が終わる時間も違うし、集合は神社の鳥居前という約束だった。
同じ家に住んでいるのに集合場所で待ち合わせなんて少し変だけれど、
その方がなんとなく都合がよかった。
少なくとも、玄関で浴衣姿を見られて気まずくなることはない。
胸の奥が少しだけそわそわする。
下駄を履き、巾着を持った。
「行ってきまーす」



