そして迎えた、夏祭り当日。
朝から陽菜はそわそわしていた。
何度時計を見たか分からない。
理由はもちろん、夏祭りである。
……いや。
正確には、一緒に行く相手だ。
「……落ち着け、私」
鏡の前で頬をぺちんと叩く。
落ち着かない。
全然落ち着かない。
あの日以来、湊とまともに目を合わせられていないというのに夏祭りへ行くなんて。
しかも浴衣。
渚くんも一緒に来るとはいえ、流石にもう無理かもしれない。
と、その時、スマホが震えた。
鏡の前で帯を整えていた陽菜は、
「はいはい」と小さく返事をしながら画面を見る。
表示されていた名前は、渚だった。
『陽菜さん!!』
相変わらず感情が伝わってくる文章だなぁ、と少し笑ってしまう。
朝から陽菜はそわそわしていた。
何度時計を見たか分からない。
理由はもちろん、夏祭りである。
……いや。
正確には、一緒に行く相手だ。
「……落ち着け、私」
鏡の前で頬をぺちんと叩く。
落ち着かない。
全然落ち着かない。
あの日以来、湊とまともに目を合わせられていないというのに夏祭りへ行くなんて。
しかも浴衣。
渚くんも一緒に来るとはいえ、流石にもう無理かもしれない。
と、その時、スマホが震えた。
鏡の前で帯を整えていた陽菜は、
「はいはい」と小さく返事をしながら画面を見る。
表示されていた名前は、渚だった。
『陽菜さん!!』
相変わらず感情が伝わってくる文章だなぁ、と少し笑ってしまう。



