久我くんの過保護が止まらない!

しばらく沈黙が流れる。

やがて、湊はぽつりと呟いた。

「……なぁ。」

その声は、いつもの冷静なものではなかった。

少しだけ不機嫌で、

少しだけ情けなくて、

少しだけ、甘えるような声。

「俺かて男やし」

「……っ」

「普通に妬くんやけど。」

陽菜の心臓が、大きく跳ねた。

耳まで真っ赤になる。

「湊、それって……」

「.........別に、渚が嫌いとかちゃうよ。」

静かに首を振る。

「ええ奴なんは分かるし。」

「.........うん」

「でも。」

抱き締める腕が、ほんの少しだけ強くなる。

「陽菜が他の男相手にあんな笑っとるん見て、面白いわけないやん。」

むすっとした声だった。