久我くんの過保護が止まらない!

『陽菜さん!今日教えてもらったパン屋さん行ってきました!』

写真付きのメッセージが送られてくる。

袋から顔を覗かせる焼きたてのメロンパン。

思わず笑みがこぼれた。

『ほんとだ!美味しかった?』

『めちゃくちゃ美味しかったです!!』

『よかったぁ』

『今度兄ちゃんも連れて行きます!』

『湊は甘いものそんなに食べないかも』

『じゃあ僕が二個食べます!』

『食べすぎだよ(笑)』

思わずくすりと笑う。

その時だった。

ふわり、と視界が陰る。

「……え?」

次の瞬間、後ろから腕が回された。

「わっ!?」

驚いてスマホを落としかける。

肩口に、さらりとした黒髪が触れた。

「み、湊?」

返事の代わりに、抱き締める腕へ少しだけ力が入る。