久我くんの過保護が止まらない!

今は違う。

――わざわざ誘ってくれた。

――しかも湊から。

――人混み嫌いなのに。

――暑いの嫌いなのに。

――祭りなんか興味ないのに。

そこまで考えて、

陽菜はぴたりと固まった。

「……あ」

「何」

湊が横を見る。

陽菜はふらふらと視線を泳がせた。

そして恐る恐る口を開く。

「もしかして……」

「ん?」

「夏祭りって……」

「うん」

「2人っきりで行きたかった……?」

言った瞬間、自分で真っ赤になった。