久我くんの過保護が止まらない!

「陽菜」

「ひゃいっ!?」

変な声が出た。

湊が怪訝な顔で見ているのが分かる。

「……何」

「な、なななんでもない!」

「そうか?」

「そう!」

陽菜は必死だった。

心臓がうるさい。

いやだって、昨日までは本当に、

全然そんなこと考えてなかったのだ。

大切な家族で、弟みたいな存在。

それで終わりだった。

なのに。

昨夜の独り言を聞いてしまってから、全部がおかしくなっている。

今までなら

『夏祭り?行く行く!』

で終わっていた。

終わっていたはずなのに。