久我くんの過保護が止まらない!

思い出しただけで顔が熱くなる。

いや待って。

待って待って、落ち着こう?

夏祭りだ。

そう、ただのお祭り。

別に変じゃない。

友達同士でも行くだろうし、当たり前に家族でも行く。

うん、そう。

家族。

家族だから。

普通。

普通だよね。

そこまで考えてふと、昨夜のことが頭をよぎった。

――可愛すぎやろ。

――反則やん、こんなん。

――勘弁してぇや。

「~~~~~~っ!!」

陽菜は思わず顔を覆った。

やばい、思い出してしまった。