久我くんの過保護が止まらない!

面倒なことになった。

夕暮れ時の光が照る。

オレンジ色の空。

住宅街を二人並んで歩く。

渚は今日は別方向らしく、途中で別れた。

だから今はいつもの二人きりだ。

「……」

「……」

陽菜は妙に静かだった。

湊は気付いていた。

だが特に触れない。

そのうち話し出すだろうと思っていた。

一方、陽菜の頭の中は大変なことになっていた。

――夏祭り。

――俺と行く?

――俺と。

――俺と。

――俺と。

「~~~~っ」