久我くんの過保護が止まらない!

そんな風に思えた。

すると―――

「兄ちゃん!」

後ろから元気な声が飛んできた。

振り返る。

渚だった。

「何の話してるんですか!」

湊は嫌な予感がした。

「夏祭り!」

陽菜があっさり答える。

嫌な予感は当たった。

渚の顔が輝く。

「夏祭り!?」

「うん」

「楽しそう!」

「だよねー」

「僕も行きたいです!」

即答だった。

湊は無言で天井を見上げた。