久我くんの過保護が止まらない!

◇ ◇ ◇

帰る途中。

頭の中ではずっと同じことを考えていた。

誘うか、誘わんか。

いや、別に祭りなんかどうでもええ。

人多いし暑いし、屋台も高い。

合理的に考えたら行く理由はない。

ないのだが――――。

「……」

教室へ入る。

陽菜は席で友人たちと話していた。

楽しそうに笑っている。

その顔を見た瞬間、湊は諦めた。

たぶんもう、答えは出ている。