久我くんの過保護が止まらない!

非常に面白くない。

「兄ちゃん!」

当の渚が気付いて手を振った。

「おはよう!」

「さっき会ったやろ」

「もう一回言っとく!」

「いらん」

「冷たい!」

渚がショックを受ける。

陽菜が吹き出した。

そして、

「二人とも仲良いねぇ」と笑った。

「どこがや」

「どこがですか」

二人の声が綺麗に重なった。

陽菜はまた笑う。

その笑顔を見ながら。

湊は小さくため息を吐いた。

――昨日会ったばかりやろ。

なんでそんな懐いとんねん。

そんなことを思った自分に気付いて。

さらに少しだけ面白くなかった。