キャリア教育当日。
二時間目の授業を終えた俺は、校長室へ向かっていた。
はやる気持ちと戸惑いの間で、足取りがもつれそうになるのを誰にも悟られないよう、平静を装う。
それでも、胸の奥は落ち着かず、どこか高揚していた。
校長室のドアをノックして中へ入る。
そこには、応接用のソファに落ち着いた大人の雰囲気をまとった女性が腰掛けていた。
ひと目で分かった。
理緒だ。
心臓が止まりそうになるのを堪えながら、平静を装う。
「三年A組担任の藤森です。この度は、お忙しい中お時間をいただき、ありがとうございます」
そう言い終えて彼女の顔を見ると、どうやら向こうも気付いたらしかった。
「……あの……この度はお招きいただき、ありがとうございます」
「生徒たちはもう体育館に集まっています。準備はプロジェクターとマイクだけで大丈夫でしたよね」
「……あ、はい……」
自分の方が、映画のおかげで多少は心構えができていた分、まだマシかもしれない。
理緒の方が動揺しているように見えた。
「それじゃあ、体育館へ案内しますね」
「あ、はい……」
そう言って、二人で校長室を出る。
二時間目の授業を終えた俺は、校長室へ向かっていた。
はやる気持ちと戸惑いの間で、足取りがもつれそうになるのを誰にも悟られないよう、平静を装う。
それでも、胸の奥は落ち着かず、どこか高揚していた。
校長室のドアをノックして中へ入る。
そこには、応接用のソファに落ち着いた大人の雰囲気をまとった女性が腰掛けていた。
ひと目で分かった。
理緒だ。
心臓が止まりそうになるのを堪えながら、平静を装う。
「三年A組担任の藤森です。この度は、お忙しい中お時間をいただき、ありがとうございます」
そう言い終えて彼女の顔を見ると、どうやら向こうも気付いたらしかった。
「……あの……この度はお招きいただき、ありがとうございます」
「生徒たちはもう体育館に集まっています。準備はプロジェクターとマイクだけで大丈夫でしたよね」
「……あ、はい……」
自分の方が、映画のおかげで多少は心構えができていた分、まだマシかもしれない。
理緒の方が動揺しているように見えた。
「それじゃあ、体育館へ案内しますね」
「あ、はい……」
そう言って、二人で校長室を出る。



