恐怖探偵団と呪われた願い事

「みんな〜!授業を始めーーーきゃあ!」

みずきが派手に転んだ。持っていた荷物が散らばり、「みーちゃん先生、大丈夫!?」とあちこちで声が上がる。みずきは顔を上げて笑った。

「驚かせてごめんね〜」

「鳳先生、大丈夫ですか?立ってください」

夜々が手を差し出す。みずきの周りには彼女が持ってきた教科書やプリントなどが散らばっており、前の席に座っている翼と蕾、そして鞠と日向が取りに席から立ち上がる。

「みーちゃん先生、プリントあちこちに散らばってるよ〜」と蕾。

「……これは、先生のためじゃないからな!授業が進まないと俺が困るからだから!」と翼。

「はい。みーちゃん先生」と日向。

みずきと夜々は顔を見合わせた後、「みんないい子だね〜」「そうですね」と微笑む。すると、鞠が落ちているものを拾い上げて言う。

「みーちゃん先生、これって短冊?」

みずきが「そうよ!」と笑いかける。夜々も頷いた。

「もうすぐ七夕ですからね。みんなでお願い事を書いて足しましょう」