恐怖探偵団と呪われた願い事

「や〜い。化け物!」

「こっち来んなよ。俺まで変な病気がうつる!」

冷たい視線に晒されることが、誰の輪にも入れないことが、夜々にとっては当たり前だった。夜々の世界はいつだって「孤独」一色に染まっていた。喜びも、幸せも、何もなかった。

(私は、「普通」じゃないから……)

学校に行ける日数も少なくなり、中学校に入ってからはほとんど不登校のような状態だった。やがて受験生になった時、担任から遠く離れた黒空町の高校を勧められたのだ。

「この高校なら、この街なら、きっと君の居場所になる」

担任の言葉を、夜々は信じることなどできなかった。どうせ適当に言っているだけ。そう思っていた。しかし、入学式が終わった直後、夜々は一人の女子生徒に話しかけられたのである。

「ねぇ、末良さんだっけ?私、鳳みずきって言うの!よかったら今からクレープ食べに行かない?」

みずき、計、傑という仲間に出会った。そしてこの三人も霊感があり、異能力を持っていること、この街の秘密などを教えてもらった。