恐怖探偵団と呪われた願い事

「三重県といえば、鈴鹿サーキットとか鳥羽水族館とか伊勢神宮とか有名だよな!」

「鳥羽水族館ってラッコいるんでしょ?行ってみたいわ!」

桜が目を輝かせる。優斗が「鳥羽水族館にはジュゴンもいるみたいだね」と微笑んだ。二人はそのままスマホで鳥羽水族館のことを調べ始めた。

「三重県ね。いいところなんじゃねぇの?大阪とか名古屋とかにも近いし。残念ながら空港や新幹線はないけどな」

翼の言葉に「そうなの!?」と蕾が驚く。真希は苦笑していた。その顔色はあの日のことが嘘のように血色がよく、体型も元に戻っている。

「体調はもう大丈夫なの?」

麗奈の問いに対し、真希は頷いた。

「もう大丈夫。……私、三重県でもう一度頑張る。みんな、助けてくれてありがと」

真希が笑う。麗奈たちの顔にも、自然と笑みが浮かんだ。