恐怖探偵団と呪われた願い事

分身麗奈はコクリと頷き、ランドセルを手に教室を出ていく。亮太が麗奈と桜の肩を叩いた。

「じゃ、クラブ活動へ行こうぜ!」

亮太は運動場へ、麗奈は桜と共に一階へと向かう。その道中、麗奈は口を開いた。

「八雲さんの異能力って相変わらずすごいのね」

「そうよ!だから、使えるものは使いましょ?じゃなきゃもったいないじゃない!」

桜がニコリと笑う。人型の紙を作り出した八雲計(やぐもけい)は、淡い緑の髪が特徴的な小説家である。そんな彼は、麗奈たちの担任である銀髪ショートボブの鳳(おおとり)みずきと交際しているのだ。

(まさか、私がクラブ活動に行く日が来るなんて……)

麗奈は胸元で煌めくブローチに触れた。それは,麗奈に異能力があり、恐怖探偵団の一員である証である。

「美女平、茶道部に所属していたのね」

麗奈がそう口にすると、桜は「氷室さん、クラブに一度も来たことがなかったわよね。他のみんながどのクラブに入っているかも知らないんじゃない?」と言う。麗奈が頷くと、桜は他の恐怖探偵団メンバーのクラブを教えてくれた。