恐怖探偵団と呪われた願い事

「多分、時間が止まってるのは呪いの影響だと思うよ」

鞠が真希を睨むように見る。刹那、真希が地面に膝をついた。

「……ウウッ!グアッ!アァァァァァァァァァァァァァ!」

真希の口や体から紫の煙が出ていく。その煙はやがて、異形の姿へと変わった。何人もの人の顔が張り付いている異形たちは、麗奈たちをギロリと睨み付ける。

「グウゥゥゥゥゥゥゥ……」

「キシャアァァァァァァァァァァァァァ!」

異形たちの口から発せられた音に、麗奈の肩がびくりと跳ねる。翼に「ビビんなよ」と言われ、麗奈は顔に熱が集まるのを感じながら「ビビってなんかないわよ!」と否定した。

「よし!とりあえず俺らであの呪いを倒すぞ!異能力・ヒカリ、トドロクトキ!」

亮太が異能力名を唱えると、辺りに強い風と雨が吹き荒れる。小さな台風が麗奈たちの目の前にあった。亮太の異能力は天気を操ることができるのだ。

台風が異形たちを飲み込んでいく。しかし、真希の体から次々と異形は生み出されていった。蕾と鞠が異能力名を言う。