恐怖探偵団と呪われた願い事

「前、ここに書いてあったのって「呪」だったよね?」

日向の問いに対し、全員が頷く。亮太の手が短冊を掴んだ。

「とりあえず、細かいことは後にしよう!今はこの短冊をどうにかするのが先だぜ!」

その時だった。「触らないで!」と大声が響く。騒ついていた教室も、麗奈たちも、一瞬で静まり返った。校舎全体から、音が消えていく。

麗奈たちが顔を上げた先には、真希が立っていた。しかしその顔は土気色に染まり、体は痩せ細り、足取りはフラフラと覚束ない。

「呪いが跳ね返ってるな……」

翼が呟く。優斗が頷き、「早く助け出さないと危険だ」と拳を握り締めた。桜が真希を見つめる。

「水谷さん、大丈夫……じゃないわね。休んだ方が絶対にいいわよ」

「休めるわけないじゃない!!あなたたち、その短冊をどうにかするつもりでしょ!?」

真希が大声を出す。しかし、教室からは何の反応もない。四組の方を見た麗奈は「嘘……」と呟く。教室にいる生徒たちは、みんな固まったまま動かない。時が止まったかのようだ。