恐怖探偵団と呪われた願い事

「蛇の鱗が皮膚に出る病気なんて聞いたことないわ!絶対に呪いじゃない!」

桜が腕をさすりながら言った。教室の空気は重苦しい。誰もがみんな、「これは呪いだ」と話している。亮太が立ち上がった。

「よし。気持ち悪りぃけど、あの黒い短冊を見に行ってくるぜ!」

「あたしも行くよ!」

「あたしも!」

鞠と蕾も立ち上がり、翼が「仕方ねぇな。俺も行ってやるよ」と言う。優斗と桜、日向も短冊を見に行くと決め、麗奈もついて行くことにした。廊下にはまだ短冊が飾られたままになっている。

五年四組の前に麗奈たちが来ると、教室は三組よりも騒ついていた。同じクラスの人間が三人も立て続けに不幸に遭っていたら、当然の話であろう。

「あの短冊は……」

麗奈はドクドクと鳴る心臓の鼓動を感じながら、短冊を探す。黒い短冊は目立つため、すぐに見つかった。嫌な予感と共に、ブワリと麗奈たちの体が冷や汗に包まれる。

黒い短冊には、前は「呪」という文字が書かれていた。しかしその言葉が今、「祝」になっている。