恐怖探偵団と呪われた願い事

(あの黒い短冊は、水谷さんが……!?)

麗奈の体に寒気が走った。



「これって、絶対水谷が関係してるだろ!」

みずきの家に大きな声が響く。亮太が発した大声に、麗奈たちは耳を塞いでいた。亮太は傑の元へと駆け寄る。

「すーさん!すーさんの異能力でなんかわかったりしねぇ?」

「確かに、私の持っている異能力、「テミスは虚構の夢を見る」は、人の過去を見ることができる。でもそれには、本人に触れる必要があるんだ。今は異能力を使えないよ」

「ダメか〜……」

亮太が肩を落とす。日向が「りょたちん。きっとまだ何か手はあるはずだよ。みんなで探そう!」と励ました。ジュースと今日のおやつを持ってきたみずきと計が言う。

「確かにあの短冊は嫌な気配がするけど、強力な呪いがかけられている感じはないのよね〜」

「僕は実物を見てないから何とも言えないなぁ。でも、ここまで不幸が重なると気になるよね」

ここまで不幸が重なるのは、偶然なのか。それとも呪いのせいなのか。緊張が部屋に漂っていく。