恐怖探偵団と呪われた願い事

「呪った本人も危ねぇってわけか……」

亮太の呟きで、空気が一気に緊張に満ちた。その時である。

「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

大きな悲鳴が廊下の端から聞こえた。麗奈たちは顔を見合わせる。蕾と亮太、そして鞠が素早く教室を出て行った。麗奈たちも後を追う。

「廊下の端にあるのって理科室だよ!」

蕾の声に対し、麗奈たちの中に嫌な予感が募る。理科室の前には、すでに大勢の野次馬が集まっていた。理科室の中から悲鳴も聞こえ、先生の「みんな!!落ち着いて!!」という叫び声も聞こえる。

(何が起きたの?)

理科室を使用していたのは、五年四組である。野次馬の隙間から部屋の中を見た麗奈は、ヒュッと息を呑んだ。

飯田健が、理科室の床の上に倒れていた。その体は濡れており、そばには薬品が入っていたであろう瓶が転がっている。

「あれヤバくね?」

「薬品被っちゃったの?」

戸惑った声が響く中、麗奈は真希が静かに微笑んでいるのを見てしまった。