恐怖探偵団と呪われた願い事

五年三組をはじめ、五年生の各教室では英の事故のことが話題になっていた。

「八田の事故って、絶対因果応報ってやつだよね……」

「あいつが学校来なくて清々する!」

「いや、でもまだ飯田と向原がいるからさ〜」

塾で出された問題を解いていた麗奈の手が止まる。口から自然とため息が出ていた。

(居心地が悪くて勉強する気が起きない……)

読書でもしようかと麗奈が考えていると、蕾が「れいにゃ〜!」と話しかけてきた。蕾は混乱した様子だ。

「八田くんのこと聞いたよ!一年生の子たちも話してた!」

「八田たち、一年の間でも有名だったのね」

「悪い方でな」

亮太が話に入ってきた。この学年、否、学校中が英のシカのことを知っているのだろう。翼が顎に手を当てる。

「事故って、どの程度のものなんだ?命は大丈夫なのか?……あっ、いや!あいつのこと心配してるわけじゃねぇよ!?ただ、やっぱ同級生が事故死って後味悪いからな……!!」

「骨折はしてるけど、命に別状はないって聞いたよ。まあ、これも噂で聞いた話だから本当かどうかはわからないけど」