恐怖探偵団と呪われた願い事

「小鳥遊。どうしたの?」

鞠は膝に手をつき、ゼェハァと肩で大きく息を吸ってから顔を上げる。その顔は動揺しているようだった。

「さっき知ったんだけど、八田英の奴、車に撥ねられて重傷だって!」

「……えっ?」

麗奈の頭に昨日のことが蘇る。あれはよくないことの前触れだったのか。麗奈の顔が強張っていく。

風が二人の間を通り過ぎていく。ぬるく湿度のある風だ。しかし、何故か麗奈の体から寒気が止まらなくなっていった。