恐怖探偵団と呪われた願い事

「おい!!それずるくね!?」

亮太が声を上げた。麗奈は笑いながら言う。

「こういうのは戦略って言うのよ!!」

水しぶきが光に照らされ、煌めく。誰の顔にも笑顔があった。



夜々たちが戻ってきたのは二時間目になってからだった。プール授業の際、体育は二限にわたって行われる。英たちは反省しているような素振りを見せていたものの、夜々の目が離れた途端にニヤつき出した。

(やっぱり、あの手の馬鹿は反省しないのね)

麗奈は心の中でため息を吐く。「泳げるグループ」は一度プールから出るように夜々が指示した。全員が並んだところで夜々が言う。

「では、今からチームを作って水泳リレーをしたいと思います。好きなようにグループを作ってください」

友達同士を誘ってチームが次々とできていく。英は健と伸、そして大人しそうな男子二人を選んだ。チームができたところで何番目に誰が泳ぐか決め、一番目に泳ぐ人がプールの中に入る。

(あっ、雷だわ……)