みずきが麗奈たち「泳げないグループ」の生徒にビート板を一人一枚ずつ配る。麗奈たちは水の中に入り、泳ぐ練習が始まった。
(し、沈んでいくわ……)
必死で麗奈は足を動かすものの、ビート板はどんどん沈んでいく。顔が水に触れるたびに麗奈の中に恐怖が生まれていった。みずきが「麗奈ちゃん」と声をかける。
「こっちに来て。ビート板を置いて、まずはこっちで練習しようか」
プールの縁へと麗奈は誘導され、ビート板を持つ前にバタ足がしっかりできるように練習することになった。蕾や日向は泳げないながらもバタ足はできている。麗奈は恥ずかしくなってしまった。
「五年生にもなって泳げないなんて……」
勉強では何一つ困ることはなかった。しかし、体育では麗奈は誰よりも劣っている。完璧ではない。麗奈が顔を俯かせると、みずきが「大丈夫よ」と笑いかけた。
「みんなそれぞれ得意なことや苦手なことがあるの。完璧を目指さなくていい。だって、麗奈ちゃんは充分すごいわ!」
「先生……」
(し、沈んでいくわ……)
必死で麗奈は足を動かすものの、ビート板はどんどん沈んでいく。顔が水に触れるたびに麗奈の中に恐怖が生まれていった。みずきが「麗奈ちゃん」と声をかける。
「こっちに来て。ビート板を置いて、まずはこっちで練習しようか」
プールの縁へと麗奈は誘導され、ビート板を持つ前にバタ足がしっかりできるように練習することになった。蕾や日向は泳げないながらもバタ足はできている。麗奈は恥ずかしくなってしまった。
「五年生にもなって泳げないなんて……」
勉強では何一つ困ることはなかった。しかし、体育では麗奈は誰よりも劣っている。完璧ではない。麗奈が顔を俯かせると、みずきが「大丈夫よ」と笑いかけた。
「みんなそれぞれ得意なことや苦手なことがあるの。完璧を目指さなくていい。だって、麗奈ちゃんは充分すごいわ!」
「先生……」



