捨てられた元最強総長は、元敵総長やその部下から愛されてます。

「できたよっ…!」
「「「「おぉー!」」」」
1口食べると、少し辛味の効いたカレーの味が口の中に広がる。
私にはちょっと辛いけど、自分的にも美味しくできた方かもっ…!
「うまっ」
「んーっ!
今日もめちゃくちゃ美味しいっ!」
「…いくらでも、食べれそうだ」
「だね。
サラダも…美味しい。
いつもありがとうね、結彩ちゃん」
「ふふっお気になさらず」
遥さんのホッとしたような顔を見たら、スーパーでの出来事を思い出して微笑ましくなる。
トマト入ってないの、そんなに嬉しいんだなぁ…
「結彩。
すげー美味い。ありがとな」
ニコッと微笑まれて、思わずドキッとなってしまう。
いけないいけない…蓮也に対してドキッとしちゃった…。
「あ、ありがとう…」
お礼は言えたけど、頬が赤くなっているのが自分でもわかる…。
感情を振り払うようにコホンッと軽く咳払いをして誤魔化す
すると、真皇達が蓮也を茶化すように叫び始める
「えーっ蓮也ずるい!」
「ずるいってなんだよ…」
「まぁ、今のはずるいな」
「…あぁ」
「季也までかよっ」
「ふふっ」
…蓮也達が美味しく食べてくれてる姿、笑ってる姿を見るだけで、凄く心が満たされる。
この幸せが、ずっと続けばいいな。
すると、ポケットに入れていたスマホのバイブ音が鳴る
…誰だろう…?
画面を確認すると、見知らぬアドレスからメールが1件だけきていた。
恐怖もあったが、とりあえず開いてみるとそこには唖然とする短い文章が送られてきていた
〘 君の秘密 〙
「…私の…秘密…?」
「結彩ちゃん?」
「どうかしたのか?」
みんなが私の顔を覗き込むようにしているのに気が付いて、慌てて「大丈夫っ」と言う
…私の秘密…。
誰が、"あの事"を知ってるって言うの…?
私は1人、心の中で不安を覚えた
私はこの時、思いもしなかった。
──このメールの送り主が起こした、不吉なあの日を。

「あ、そうだ。
明日休みじゃん?
だから結彩ちゃん、一緒に遊びに行こーよっ!」
「へっ?」
遊び…。
今、ちょっぴり気分が下がって落ち込んでたけど…遊びに行けるなら楽しそうっ…!
「行きたいっ…!」
「やったーっ!
じゃあ"デート"だねっ!」
「?
うんっ…!」
デートって、なんの事だろ?
「おい待て。
それ、お前ら二人で行く事前提なのかよ」
「えー?
だって結彩ちゃんも了承してくれたよー?」
ねっ?と笑いかけてくれる真皇。
いつもの可愛らしい笑みだけど、目が笑ってないのどうしたんだろ…
「出た。真皇の腹黒い部分」
「えー遥ぁなんのことー?」

「…じゃ、5人で行くか」
「だな」
「だねーっ」
「はぁーっ!?
俺ら二人で行くんだから邪魔すんなーっ!」
ま、真皇ちょっと口調荒くなってる…?
「いいよな、結彩?」
「えっ?
み、みんながいいならもちろんっ…!」
「結彩ちゃんっ!?」
「よしっ決まりだな」
そんなこんなで、みんなで遊びに行くことが決まりました。