捨てられた元最強総長は、元敵総長やその部下から愛されてます。

その日は、みんなでゲームをしたり、遊んだり、話したり。
私は充実した一日を過ごした。

「そろそろ私、部屋に戻るねっ…!」
「結彩ちゃんもう行っちゃうのっ!?」
「もうっていうか、もう9時だよ真皇。」
「…明日は学校もあるしな。」
「うんっ!
だから早めに寝ようと思って…!」
「結彩ちゃん偉いね〜」
そう頭を撫でてくれる遥さん。
「…そうか、学校…。」
「蓮也…?」
どうしたんだろう?
「ともかく、今日はゆっくり休みな。」
「お休み〜結彩ちゃんっ!」
「…おやすみ。」
「お休み、結彩。」
「うんっ…!
おやすみなさいっ…!」
私はそう伝え、一人部屋へと戻った。
暴走族のたまり場となる特別室は男子寮棟の最上階にあり、女子寮はその隣だ。
でも遥さんから秘密の抜け道を教えてもらい、誰にも見つかることなく部屋へ戻ることができた。
その話をした時、みんな遥さんの方を見て
『遥…お前…。』
『たしかに遥、たまにふらっと居なくなるよね…。』
『え、ちょっと!
俺がいなくなる理由はそんな不純じゃないから!』
話している意味は分からなかったけれど、遥さんが必死に弁解したりしている姿や、みんなの遥さんを見る目などからもみんなが仲良いのが伝わってきて、思わず笑ってしまった。
今も思い出すだけで「…ふふっ」と笑いが込み上げてくる。

部屋につけば、どっと疲れが押し寄せてきて、お風呂に入って歯を磨いて、後はもう寝るだけになった。
ヴィッグやメガネも外し、素の私のままベットに入る。暖かい気持ちに包まれながら私は一人深い深い眠りについた。