羽衣さんの楽屋を後にしてからすぐに撮影が始まった。
実際にある高校を借りて、文化祭シーンを撮影する。
カラフルな装飾、甘い香り、人だかり。
学校にほとんど行っていないから行事を経験できていない。
だからこそ全てがキラキラと輝いて見える。
けれど
目の前にはそのキラキラとは正反対と言ったら失礼かもしれないけれど緊張した面持ちで俯いている羽衣さんが。
「段取り入りまーす」
「はい」
「羽衣さん、俺に見惚れてセリフ飛ばしたりしないでくださいよ?」
「ちょっと待って。そんなことするわけないって。まず見惚れないんだから」
さっきまで神妙な面持ちをしていた羽衣さんでも、俺がからからうとすぐに反応する。
「これから二人でイケナイことするけどね」
「ーーふっまたゆでだこみたいに顔真っ赤。まだ撮影前だよ?これから心臓持つの?」
「夏だからってだけ」
「今もう秋っす」
真っ赤な顔のまま口をパクパクさせる羽衣さん。
やっぱりからかい甲斐があるわ、この人。
実際にある高校を借りて、文化祭シーンを撮影する。
カラフルな装飾、甘い香り、人だかり。
学校にほとんど行っていないから行事を経験できていない。
だからこそ全てがキラキラと輝いて見える。
けれど
目の前にはそのキラキラとは正反対と言ったら失礼かもしれないけれど緊張した面持ちで俯いている羽衣さんが。
「段取り入りまーす」
「はい」
「羽衣さん、俺に見惚れてセリフ飛ばしたりしないでくださいよ?」
「ちょっと待って。そんなことするわけないって。まず見惚れないんだから」
さっきまで神妙な面持ちをしていた羽衣さんでも、俺がからからうとすぐに反応する。
「これから二人でイケナイことするけどね」
「ーーふっまたゆでだこみたいに顔真っ赤。まだ撮影前だよ?これから心臓持つの?」
「夏だからってだけ」
「今もう秋っす」
真っ赤な顔のまま口をパクパクさせる羽衣さん。
やっぱりからかい甲斐があるわ、この人。


