学校について教室へ入る。
いつもの席。
そして窓際に翡翠がいた。
目が合うその瞬間翡翠が少し笑った。
嫌な予感しかしない。
「おはよ」
「……おはよ」
なんか怪しい。
絶対怪しい。
昼休みいつもの踊り場で二人きり。
どこか機嫌が良い。
美都は警戒していた。
すると翡翠がぽつりと言う。
「昨日よく眠れた?」
心臓が跳ねる。
「……ああ」
「そっか」
嬉しそうだった。
そして追撃が来る。
「神城くん」
「何」
「覚えてる?」
嫌な予感。
本当に嫌な予感。
「何を」
翡翠は少し笑った。
意地悪そうに珍しく。
「寝る前」
終わった。
完全に終わった。



