【二百文字】怪談集

主任教諭とは、初日から折り合いが悪かった。生徒に聞いた七不思議。荒廃した昭和の校舎、当時の学年主任が飼育小屋に「何か」を飼い始めた。姿は見えず、ただくぐもった鳴き声だけが毎夜響いたという。やがて不良も鳥も消えた。先日、奴の足元に巨大な鳥の影がうずくまるのを見た。影はゆっくり首を巡らせた。ハッ! 私の足元から、ムジャリムジャリと影が引きちぎられていく! 生々しい咀嚼音とともに。
「それ、影鳥ですよ」