【二百文字】怪談集

「スマホは先生が預かる」
放課後の理科準備室、教師が没収スマホをニヤニヤと覗き見ている。
瞬間、画面から青白い手が伸び、彼を黒い液晶の中へ引きずり込む。
翌朝、誰もいない準備室へ入る人影。
「先生、スマホ返してください」男子生徒は平然と端末を拾い、画面を確認して呟いた。
「噂通り、すっげぇ効果」
扉の外で怯えていた少女を連れ、朝の教室へ戻る。
スマホの裏には小さなシール。【田他里レンタルサービス】