【二百文字】怪談集

「あのコックリさんアプリ、登録者が次々自殺してるんだって」
おびえる友人に、私は笑った。
「ただの都市伝説だよ」 もうDLしちゃったし。
夜、スマホに一斉通知が来た。『開始』
送り主は連絡先全員。未読が雪崩みたいに増え、画面が血の色に染まる。
あれ? 知らない名前だ。――狐坂。
翌朝、教室に美しい転校生が現れた。
彼は私の耳元で甘く囁いた。「次は、君の番だよ」
金色の瞳が、妖しく細められた。