【二百文字】怪談集

日曜日、父とケンカした。
「もうお前なんて捨ててやる」
布団でまどろんでいると、外からトラックの音楽が流れてきた。
「こちらはおなじみの廃品回収車♪ テレビ、冷蔵庫、壊れていてもかまいません。どんなものでも回収いたします」
「やめて! この子はまだリサイクルできるのよ!」母が泣き叫ぶ。
「お気軽にお声がけください」
スピーカーの音がやけに近い。
ゴトゴトと揺れる暗闇の中で、僕はようやく目を開けた。