田他里町(たたりまち)の怖い話【200文字怪談】

事故物件配信者のミカ先輩が『田他里町・たたり団地』へ拠点を移した。
訪ねた私を迎えたのは、先輩の冷たい指とスマホの青白い光。
「どこへ進んでも、違う誰かの里に出るの」
「他里?」
画面の中、拡大された地図から境界線が、標識が、外界への経路が、消しゴムで消されたように白に染まっていく。
ふと見ると、先輩の瞳の奥も、白く塗り潰されていた。
【オカルト掲示板【田他里町★5】イッチ:母ちゃんゴメン】