【溺愛空想エッセイ】うさおちゃんとの溺愛の日常


 晩ごはんを食べて、お風呂に入ったあとは、少しだけ時間が空く。
 仕事を終えた夜の時間は、パソコンなどの電子機器は触らないという習慣ができたため、動画や音楽で夜遅くまでひまつぶしなんてこともなくなった。

 じゃあ、空いたひまな時間は、何をしているのか。

 ええ、もちろん。同居人のうさおちゃんと、軽いふれ合いを楽しんでおりますよ。重いやつはちょっと……。
 今晩も、わたしはうさおちゃんの大きな手のひらに、頭をなでなでされていた。 腕には大事なうさぎちゃんのぬいぐるみ・おこめちゃんを抱いて、腕の中も愛おしさでいっぱいだった。
 やさしさにあふれた触れられ心地に、ついうっとりと、顔をゆるませてしまう。
 ああ、極楽〜♡

「ふふふっ。ねねこちゃん、頭なでられるの好きっ?」

 うさおちゃんは、愛おしそうに笑い、甘くやさしい声で語りかける。あまりにも甘くて甘くて、心がとろけてしまいそう。

「うん、好きだよ。とってもやさしい心地だから」
「ぼくもね、きみの頭をなでているとね、すっごくかわいくって、愛おしいって思えるんだ」

 お互いに、相思相愛なんだなぁ〜。

 お花柄の、桃色のかわいいカーペットが敷かれたお茶の間で、ふたりはお顔を見せあって、ゆっくりと甘いひとときを過ごしていた。

「次は、どこをなでてほしいとかあるかな?」
 
 ある程度、頭をなでてくれたところで、聞かれたけれど、わたしばっかり受け身になるのもなー。

「うさおちゃんは、どこかふれてほしいところとかあるの?」
「うーん、特にこれといったところはないなぁ。ぼくは、きみのかわいい顔を見るのが、一番好きだから。じゃあ、きみの好きなところをさわってくれるかな?」

 え、いいの? そんなことを言われてしまうと、ついつい下の辺りに目をやってしまうけれど。
 まあ、そこはぐっと我慢して、次に好きなところといえば……。と、わたしは目線を上げる。それまで抱えていたおこめちゃんをかたわらに置いて、彼のもちもちほっぺの両側に、そっと両手をそえて、ゆっくりとそのもちもちを堪能する。

 ああ、しあわせだな〜。っと、そのやわらかさに癒されて、さらにさらに、こころが甘くなって、とけてゆく。

 目元も口も、とろけるように、ゆるんでしまう。うさおちゃんの顔も、おんなじような笑顔をしていた。

「ねねこちゃんのお手て、とっても好きだな〜。小さくてやわらかくて、とってもかわいい」

 うさおちゃんは、わたしの手をとり、手のひらをぷにぷにさわりながら、そう言った。

「ほっぺをさわられるのも、たまらないのに――。ソコはもっとヤバそうで、恐ろしいよ……」
「……それは、わたしも恐ろしいよ」