私は反射的に皐月から視線を逸らした。 でも。 なぜか教室中が静かになる。 不思議に思って皐月の方を見ると 皐月が固まっていた。 完全に。 本当に完全に。 微動だに動かない。 「……おい皐月?」 すると隣にいた高瀬くんが吹き出した。 「お前。」 「……。」 「めっちゃ固まってんじゃんっ」 「……お前うるさい。」 皐月はようやく口を開いた。 でも視線は私から離れない。