地味な私が人気者の幼なじみに溺愛されています。


皐月に手を掴まれたまま少し歩いたところで、公園の前を通りかかった。

ここは小さい頃、よく皐月と遊んだ公園だった。

ブランコ。

滑り台。

砂場。

懐かしい景色。

「覚えてるか?」

皐月が聞く。

「えー?」

「花梨がブランコから落ちた日」

「あれは忘れて」


小学生の中で一番忘れたい黒歴史である。