ただ静かに私の気持ちを聞いてくれている。
だからこそ続けてしまった。
「それに――」
私はぎゅっと制服のスカートを握る。
ずっと言えなかった本音。
胸の奥にしまい込んでいた気持ち。
「私なんかが隣に居たら」
「……」
「皐月まで悪く言われる気がして」
静かな声でそう言った。
女子たちの視線。
陰で聞こえてくる気がした噂話。
『なんで九条くんが星宮さんと仲良いの?』
『幼なじみだからってありえない』
そんな言葉を投げかけられてる気がした。
色んな人が見てくる度にそう思われている気がして怖かった。
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