「……何。」 莉奈が聞く。 「別に。」 「じゃあどいて。」 「断る。」 「あんた邪魔。」 「ひど。」 「事実。」 「相変わらず月城は俺に容赦ないな。」 「知ってるでしょ。私は花梨にだけ優しいから。」 教室中が静まり返る。 学校一の人気者と氷の女王が睨み合っているのだから当然だ。 美男美女の睨み合い見てられるけど 二人とも一歩も引かない。 周囲の生徒たちは完全に見物モードだった。