「花梨、好きだよ。」 その声が甘くて。 胸の奥がじんわり温かくなる。 私はそっと皐月の服を掴んだ。 「私も、皐月が大好き。」 思わず零れた言葉に。 皐月の目が少しだけ優しく細められる。 そして。 もう一度ぎゅっと 今度はさっきよりも強く抱きしめられた。 「花梨。」 名前を呼ぶ声がとても優しい。