だから間違えてしまった。
女の子は赤くなった目を押さえながら去っていった。
...お、終わった...。
ちょっとまだ足が震えてる...。
すると後ろから足音が聞こえる。
振り返る。
そこには。
皐月と莉奈が立っていた。
「花梨ー!頑張ったね!」
莉奈が走りよってきて私を抱きしめる。
私は小さく笑った。
「莉奈...ありがとう。」
皐月は何も言わず
ただ真っ直ぐ私を見る。
でもその目は優しかった。
私は小さく頷く。
大丈夫。
もう逃げない。
その気持ちが伝わった気がした。
すると。
皐月が自然と私の隣へ来る。

