地味な私が人気者の幼なじみに溺愛されています。


だけど。

もう目は逸らさない。

「でもね」

声が震える。

それでも続けた。

「皐月はこんな私を好きになってくれた。私が地味でも冴えなくても、今後釣り合わないと言われても、私は皐月だけが好き。」

その言葉は。

自分で思っていたよりずっと重かった。

胸の奥からまっすぐ出てきた本音だった。


「だから何があっても離れないよ。」


それが私の答えだった。

しばらく誰も話さなかった。

風だけが二人の間を通り過ぎる。

彼女は私を見つめたまま動かない。

何かを言おうとして。

結局、言葉にならないまま唇を閉じた。