地味な私が人気者の幼なじみに溺愛されています。


「ずるいと思った。」

「……。」

「どうしてあなただけ。」

張り詰めた空気の中。

その言葉だけが静かに落ちる。

私はしばらく何も言えなかった。

昔の私なら。

きっと謝っていた。

俯いていた。

自分なんかが、と考えていた。

でも。

今は違う。

私はゆっくり顔を上げる。

そして真っ直ぐ彼女を見る。

「私もそう思ってたよ。」

彼女が驚いたように顔を上げた。