地味な私が人気者の幼なじみに溺愛されています。

しばらくして名残惜しいけど抱きしめる腕を解いた。


花梨は少しだけ目を赤くしていた。

それでも。

さっきよりちゃんと笑えている。

その笑顔を見て。

胸の奥が少し軽くなった。

「花梨、アイス買って帰るか。」

「...うんっ!」

花梨が嬉しそうに笑う。

その顔を見て。

やっと少し安心できた。

帰り道。

俺は静かに決める。

もう二度と。

花梨にあんな顔はさせない。

誰が相手でも。

絶対に。