ただ静かに聞いてくれる。 それが嬉しかった。 「ずっと比べられてきたし……。」 「うん。」 「みんな皐月を見てた。」 「うん。」 「小学校の頃は気にならなかったけど、思えば昔からずっとそうだった。」 自然と言葉が溢れていく。 止めようと思っても止まらなかった。 「運動会でも、文化祭でも、テストでも。」 「うん。」 「皐月は何でもできるから。」 私は机に視線を落とした。