地味な私が人気者の幼なじみに溺愛されています。

「花梨のことで聞きたいことがある。」

月城の目が大きく見開いたのがわかった。

こいつもたくさん心配しているであろう。

「...あの子、花梨は私にも心配かけたくないみたいで、何も言ってこなかったの。だから無理やり知っちゃった。」

そう呟いた。

その瞬間。

嫌な予感がした。

月城は重いため息をつく。

「始まりは、失くし物が増えたことだった。」

胸が冷たくなる。

「失くし物?」

「消しゴムとかシャーペンとかペンケースの中にあるものが頻繁に無くなってくの。」

「……。」

「あと花梨がたまに付けてくるヘアピンとかも」

「……。」

「あとネクタイ」

ネクタイだと、
確か1度体育で暑かったから付けてないだけって言ってたけどあれは無かったから付けれなかったのか…。


思わず握った拳に力が入る。


そんな思いをしても花梨は言わなかった。