地味な私が人気者の幼なじみに溺愛されています。

皐月side

昨日の花梨の顔が頭から離れない。

無理に笑っていた顔。

泣くのを我慢していた顔。

そして――

「不意に嫌なことも言いそうで、嫌われたらどうしようって。」

震える声。

あんな顔をさせた奴がいる。

その事実だけで胸の奥がざわついた。

俺は昔から花梨を知っている。

花梨は弱音を吐かない。

嫌なことがあっても我慢する。

昔から一人で抱え込む。


だから昨日は、