地味な私が人気者の幼なじみに溺愛されています。

不安も。

怖かった気持ちも。

全部溶けていくみたいだった。

「花梨が甘えるの珍しい。」

「……なに。」

楽しそうな嬉しそうな皐月の声

私はむっと頬を膨らませる。

「たまにはいいでしょ。」

そう返すと。

皐月は小さく笑った。

そして。

もう一度だけ抱きしめる力を強める。

「もちろん。」

その一言が嬉しくて。

胸の奥がじんわり温かくなる。